この世界線に至るまで

私はもともと、スピリチュアルとは縁もゆかりもない人間でした。
むしろ、徹底した現実主義者でした。
お金、仕事、結果――目に見えるものだけが人生を変えると、固く信じていたのです。

就職氷河期にようやく滑り込んだ会社で、私はすぐに家庭を持ちました。
ところが配属されたのは、リストラを担当する総務課です。
毎日、誰かの退職を処理しながら、「明日は自分かもしれない」という不安を抱えていました。

そんな日々の中で出会ったのが、当時流行していた『金持ち父さん 貧乏父さん』です。
子どもたちのためにも、会社に依存しない生き方をしよう。
そう決意した私は、不動産の世界へ飛び込みました。

そこから十年以上をかけて、ようやく「不動産投資家」という現実を手にします。
けれど、そこで思いがけないことに氣づきました。

不動産は、二つとして同じものがありません。
どれだけ条件を絞り込んでも、「これだ」と思える物件には、狙って出会えるものではない。
タイミングと縁が重なったとき、それは初めて訪れます。
やがて私は、その出会いを奇跡に近いものだと感じるようになっていきました。

この感覚が、私を成功哲学の探求へと向かわせます。

その途上で、私は三人の先達に出会いました。
納税日本一として知られる斎藤一人さん、幸せを“法則”として説いた小林正観さん、
大谷翔平選手も愛読する中村天風さん――
三人の言葉が驚くほど同じことを指していると氣づいたとき、私は「これは科学だ」と確信したのです。

探求はやがてスピリチュアルへ、そして宇宙の真理へと広がっていき、
氣づけば、全国の神社をめぐることが日常になっていました。

神社参拝で波動が整ってきた頃には、思いがけないご縁から会社役員の声がかかり、
収入も数倍へと伸びていきました。

そんな流れの中で出会ったのが、あるヒーリングでした。

ヒーリングとは本来、外から何かを足すものではなく、
乱れたものを、本来の整った状態へ戻していく営みです。
私が出会ったヒーリングも、その中心にあったのは「意識を整える」ことでした。

ただ、現実主義者の私は、それをそのまま鵜呑みにはしませんでした。
なぜ、意識を整えるだけで現実まで変わるのか――
その理由を、自分の腑に落ちるまで確かめたくなったのです。

そして、調べるほどに、その仕組みが見えてきました。

近年の脳科学では、人は世界をありのままに見ているのではなく、
脳が膨大な情報の中から“見るべきもの”を選び取り、現実を組み立てている、と言われます。
網様体賦活系(RAS)と呼ばれるフィルターは、
その人の関心や前提に合った情報だけを拾い上げる。
つまり――意識の状態が変われば、拾う情報が変わり、見える現実そのものが変わる。

量子力学の世界でも、「どう観測するかが、立ち現れる結果に影響する」という考え方があります。
それになぞらえるなら、変えるべきは外側の現実ではなく、それを観ている“自分”のほうだ、と。

現実は、外で作られているのではない。
自分が整うほどに、立ち現れる現実が、静かに変わっていく。

理屈として腑に落ちたそれを、私は瞑想を通じて、体感として確かめていくことになります。

無理に頑張らなくても、現実をコントロールしようとしなくても――
人間関係が、自然と整っていく。
流れが、勝手に良くなっていく。
問題だと思っていたことが、氣づいたら消えている。

まるで、世界のほうが勝手に整っていくような感覚。
それを体感として理解したとき、初めて確信しました。

現実は、変えにいくものではない。整うことで、自然に変わるものだ。

かつての私は、外側を強引に変えることで人生を切り拓いてきました。
でも、それでは望む以上の結果は出ず、振り子のような反動もある。
内側が整うと、望んだ以上の現実が、自然と引き寄せられてくる。

そして何より驚いたのは、力を抜いて「楽しい」を選んでいるときほど、
現実がいい方へと転がっていく、ということでした。

このヒーリングを通して、
物理的な現実創造ではない、「意識からの現実創造」を、実体験として学びました。

いま私は、3つの軸で活動しています。

あなたの現実は、もっと自然に、もっと楽しく、もっと穏やかに変わる。
そのことを、多くの方にお伝えしたいと思っています。

もしあなたが今、

そう感じているとしても、それは何かを「間違えた」からではありません。
ただ、まだ整っていないだけです。

その“どこか噛み合わない感じ”は、あなたが本来の状態からずれているサインであり、
裏を返せば、より良い世界線への入口でもあります。
整えさえすれば、現実は自然に動き始めます。
あなたが本来いるべき状態へ、ただ戻ればいい。

ご縁とは、自分の意識が生む波動(脳波)が描き出す“世界線の収束範囲”。
その中で同じ現実を分かち合い、過去と未来にまたがる超意識のどこかで繋がっていた存在と再会するもの――
と、私はいつからか思うようになりました。

必要なときに、必要なものは自然と現れます。
この出会いも、そのひとつであれば嬉しく思います。

世界線調律所 所長 白川愁士


経歴

1978年生まれ。2男2女の父。

不動産を軸に独立することを志し、某大手不動産仲介会社、相続コンサル、
司法書士と土地家屋調査士の合同事務所勤務を経て、2014年に独立、2016年に会社設立。

地方の不動産を「路線価の半値以下で買う不動産投資家」として活動。

その中で、幸せなお金持ちになるための成功哲学として、
斎藤一人さん、小林正観さん、中村天風さんらの思想を学び、
あまりに共通していることに驚き、「これは科学だ」と氣づく。

そこからスピリチュアルと宇宙の真理探求に目覚め、全国の神社参拝が日常に。
御朱印を頂いた神社だけでも300社を超える。

神社参拝で波動が上がった結果、自分の意図しないご縁から会社役員のお声がかかり、収入が倍増。
その後、ヒーリングを学び、神社巡拝ヒーラーに。

宅地建物取引士、マンション管理士、賃貸経営不動産管理士、
ファイナンシャルプランナーなどの資格を保有。