世界線選択(願望実現と引き寄せ)

「あり方」が先

願いを叶えたいとき、多くの人は「まず行動してがんばり、結果を手に入れ、そうすれば満たされた自分になれる」という順番で考えます。
しかし、この順番は逆です。先に、満たされた「あり方」に立つこと。そこから、すべては始まります。
そして「あり方」とは、ふだん自分の意識がどの周波数帯に常在しているか、ということでもあります。この記事では、その順番の入れ替えを見ていきます。

ふつうの順番は、する→持つ→なる

多くの人が考える願望実現の順番は、こうです。
がんばって行動し(する=Do)、ほしいものを手に入れ(持つ=Have)、それで満たされた自分になる(なる=Be)。
たとえば「必死に稼いでお金を持てば(Have)、安心した自分になれる(Be)」という考え方です。

ですが、この順番には問題があります。
手に入れるまでのあいだ、ずっと「まだ満たされていない」という状態が続くことです。
この「まだ足りない」という欠乏は、低い周波数の帯域です。低い帯域に常在したまま動いても、なかなか結果にはたどり着けません。

本当に欲しいのは、「状態」のほう

ここで、立ち止まって考えてみます。
私たちが本当に欲しいのは、お金という紙、もしくは銀行残高の数字そのものでしょうか。

おそらく違います。
欲しいのは、お金があることで得られる安心感、自由な感覚、満たされた氣持ち――つまり、その「状態」のほうです。そしてこの「状態」こそが、ここで言う「あり方(Be)」にあたります。
お金(Have)は、その状態にたどり着くための手段にすぎません。手段を、目的だと思い込んでいるだけなのです。

「あり方」とは、常在する周波数帯のこと

ここまで「あり方(Be)」と呼んできたものを、私の言葉で言い換えてみます。
あり方とは、自分の意識がふだんどの周波数帯に常在しているか、ということです。
満たされたあり方に立つとは、高い帯域に常在すること。欠乏したあり方とは、低い帯域に常在すること。ホーキンズ博士の意識のマップで言えば、自分がどのあたりに常在しているか、という話になります。

ここが大事なところです。
同じ「お金が欲しい」という願いでも、欠乏の帯域から動く人と、すでに満ち足りた帯域から動く人とでは、選ぶ行動も、出会う人も、起きる出来事も変わってきます。
欠乏の帯域から動く人は、焦りや不安にせかされた選択をしがちです。
満ち足りた帯域から動く人は、落ち着いた、無理のない選択ができます。
つまり、常在する帯域(あり方)が、そのあとの行動(Do)と結果(Have)の質を、先に決めているのです。

もうひとつ、同じ「お金が欲しい」でも、その願いがどこを向いているかで変わります。
ただ自分が贅沢な暮らしをしたいだけの「欲しい」なのか。それとも、困っている誰かを救いたい、楽しさを分かち合いたい、という「欲しい」なのか。
前者は、自分のエゴだけで完結した願いです。後者は、誰かの願いとも重なり、エゴを超えた意識での願いです。
私の感覚では、エゴだけで閉じた願いよりも、他者の願いと共有された願いのほうが、ずっと叶いやすいように思います。多くの人の意識が同じ方向を向くぶん、現実も動きやすくなるのだと思います。

順番を入れ替える:なる→する→持つ

だから、順番を入れ替えます。
先に、満たされた高い帯域に常在する。すると、その帯域にふさわしい行動(Do)が自然に生まれ、結果(Have)はあとからついてきます。

「手に入れていないのに、満たされた帯域になんて入れない」と思うかもしれません。
ですが、神経科学を伝えるジョー・ディスペンザは、望む未来の状態を「いま」感じることに意味があると説きます。望む状態を先に感じると、脳と体はそれを現実とみなし、それにふさわしく動き始める、というのです。
だから、結果が出るのを待ってから安心するのではなく、先に、その帯域に立っておく。

ここでも、線引きは同じです。先に整えるのは「あり方(状態)」であって、結果を念じて掴むことではありません。状態は、自分で選んで立てる。結果は、流れにゆだねる。

焦らず、常在する帯域を上げていく

とはいえ、常在する帯域は、一度に大きくは変わりません。
無理に高い氣分を作ろうとしなくて大丈夫です。
まずは、いますでに「ある」ものに目を向ける。小さな充足に氣づくたびに、常在する帯域は少しずつ上へ寄っていきます。(その具体的な方法は、別の記事「感謝の周波数」で扱います。)瞑想で日々整えていくのも、同じ働きをします。そして、整った人と同じ時間を過ごすこと——これも、あり方を底上げするいちばん楽な方法です。

満たされたあり方を先に立てる。それは、有限の時間を、高い帯域で過ごすと決めること。
その帯域から始めた一歩は、欠乏から踏み出した百歩より、ずっと遠くまで運んでくれる。私は、そう感じています。

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著者|白川愁士(世界線調律所 所長/神社巡拝ヒーラー)
不動産投資家。お金を追い求めた末に、神社参拝が日常となり、結果的に「神社巡拝ヒーラー」となった。現在は三位一体調律(トリニティヒーリング)で心・身体・現実(お金の流れ)を整えている。宅建士・FP保有。 ▶ プロフィール